ニールセン博士のAlertbox

優先順位をつけること: よいコンテンツは上のほうに

公開:1999年10月17日付 著者:ニールセン博士

あらゆるものが目立っているというのは、何も目立っていないのと同じだ。ユーザに助言を与えもっとも重要、あるいはもっとも有望な選択肢に誘導するのがデザイナーの役割だ(とはいえ、彼らの選択の自由は尊重しなくてはならない)。

今日のウェブで最大のミスは、あらゆるものを目立たせすぎることだ。色やアニメーション、ブリンク、グラフィックの使い過ぎだ。ページ上の全要素が「私を見て」と叫んでいる(一方、他のデザイン要素も「いや、オレを見てくれ」と叫んでいる)。あらゆるものを強調すると、何も強調したことにならない

すべてを平板にしたのと同じくらい悪い。

ここに挙げたのは、ユーザを誘導するための優先順位のつけ方である。

優先順位付けには、大きく分けて2つのタイプがある。

  1. アイテムをリストする場合、ユーザのニーズがもっとも大きいと思われるものをトップに持ってくるか、あるいは目立つようにしておく。
  2. 時には、サイト内の奥深くにあるコンテンツを掘り起こして、上位レベルに置いてやる必要がある。何が新しくて、何が話題になっているのか、ユーザに理解してもらうためだ。

ユーザが必要とするものをより多く与えるというのが目的だ。そして、必要なものへのアクセスを容易にしておくこと。これは必ずしも、ユーザが欲しているものと一致しているとは限らない。カスタマイゼーションによって、ユーザは優先順位を自分で決めることができるようになる。これも、ハイライトすべきコンテンツ、目立たせるべきコンテンツを見分けるための一法だろう。だが、ユーザ自身の選択だけでは、インターフェイスの優先順位付けのための根拠としては不十分だ。私がこれまでに論じたようなメカニズムも、同時に採用しなくてはならない。こうすることで、自分では必要と気づいていなかったものにまでユーザを誘導することができる。

打ち明け話: 私はEpinionsの顧問を務めており、また、Motley Foolの依頼を受けて働いたこともある。

1999年10月17日


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